2019年6月29日、総会の後に研修会を行いました。
まずは厚生労働省障害福祉課就労支援係の宮本和也様のご挨拶のあと、広島県障害者支援課長の岩崎和浩様に広島県のA型事業所破綻についてご報告いただきました。
広島県障害者自立支援協議会が、平成29年に福山市・府中市で起きたA型事業所の破たん問題に対し、検証し平成30年12月6日に県に「就労継続支援A型事業所の破たんに係る検証報告書」を提出しました。
この度、広島県健康福祉局障害者支援課長 岩崎和浩様にご講演をいただきました。
講演の後、討論会「A型事業所の破綻に係る検証報告書を受けて」を開催。
パネリスト1: 広島県健康福祉局障害支援課 課長 岩崎和浩 様
パネリスト2: 全Aネット副理事長 萩原義文 様
パネリスト3: 厚生労働省社会援護局障害保健福祉部障害福祉課 就労支援係 宮本和也 様
コーディネーター: 全Aネット理事 小宮(上野)容子 様
A型事業の本質に迫る、会場も含め良い意見交換会となりました。岩崎課長様から、今回の問題に関わって、知的障害や身体障害は歴史もあり、対応できているが、精神障害者に関しては対応が手探りの事業所が多かった。それも一因のように思う。また最後に、親御さんから「悪しきA型でも良い、労働者として雇用してくれてありがたかった。」と言われて、産業界全体の中でのA型事業の在り方を考える必要がある、と問題提起されました。