全Aネット通信 臨時号

 

 

ZEN-A NET | 全Aネット通信

全Aネット通信臨時号

全Aネット通信会員の皆様

いつも活動へのご協力、誠にありがとうございます。
臨時号として、A型に関連する行政の動きをお知らせします。

報酬改定や雇用福祉連携についての厚生労働省の動きは、これまでも随時お知らせしてきましたが、秋になって、いずれも厚生労働省の原案が出されています。今後のA型事業の運営に大きな影響を及ぼすこととなりますので、状況をお知らせします。

TOPIC 1

令和9年度報酬改定に向けての動き

3年ごとの報酬改定に向けた検討が、厚生労働省 障害福祉報酬改定検討チーム(以下「検討チーム」)で始まっています。

まず、6,7月に関係各団体からのヒアリングがあり、全Aネットは久保寺理事長と村木基本問題部会長が出席して、会員のみなさんからの意見を基に、スコア方式の改善を中心に意見を述べました。

9月28日には厚生労働省から検討チームに「就労系サービスに係る報酬・基準について≪論点等≫」が示され、これを基にした議論が行われました。A型にかかわる主な論点は以下のとおりです。なお、詳細は厚生労働省HPの検討チームのページをご覧ください。

A型にかかわる主な論点

①移行支援加算

・評価を就労定着数から就労定着数の定員に対する割合に代える
・同一事業所への就職の上限を設ける
・同一法人内の就職は0.5人換算とする

②在宅支援

・対象者要件を「通所を上回る支援効果が認められる者」とする

a. 重度障害・地理的要因(離島、豪雪地帯等)で通所が困難
 → 障害特性に応じた在宅支援プログラムが要件

b. 引きこもり状態等についての通所の前段階
 → 段階的移行プログラムが要件、3ヶ月ごとに効果を踏まえ更新

c. 在宅による一般就労を目指す
 → 原則として就労移行支援に限る

・積極的な在宅支援(高単価、在宅ならではの支援、随時コミュニケーション)以外は上限・単価引き下げる
・自宅以外は、極めて限定的とする

③施設外就労

・就労先は一定の範囲内都市、企業名等を明記する
・月2日は達成度評価を行う
・収支予算書、生産活動の適切性(生産活動シートを含む)

④情報公表

・生産活動シートを公表する
・第三者評価等を努力義務とする

⑤スコア方式

・支援の質の得点配分を高める
・各項目の評価方法については示されていない

全Aネットの意見書

これに対して、全Aネットは以下を主な内容とする意見書を提出しました。

・スコア方式の見直し、「悪しきA型」の排除等について、その方向性に同意

・在宅支援に関して抜本的な見直し検討の必要性といくつかの疑問点を提出

・スコア方式の各項目の評価方法について前回ヒアリング内容を再度提案

今後は、検討チームの議論を基に来年2月頃には改訂案がまとめられ、4月から報酬改定が実施されることになります。

TOPIC 2

雇用と福祉の果たすべき機能・役割と連携の基本的考え方

雇用と福祉の連携については、厚生労働省 障害者就労に係る雇用福祉横断検討会で6月から検討が始まり、全Aネットも5月に取りまとめた「全AネットA型事業の在り方研究会報告」を基に意見を述べました。

ヒアリングや議論を踏まえて、9月には「雇用と福祉の果たすべき機能・役割と連携の基本的考え方(中間とりまとめ)」が公表されました。主な内容は以下のとおりです。

中間とりまとめの主な内容

①原則

・一般就労が可能なら一般就労、困難なら福祉就労が原則

②アセスメント

・情報提供とエンパワーメントの上で丁寧なアセスが必要
・一般就労の可能性の捉え方について検討が必要

③福祉就労

・就労機会の提供機能と就労移行支援の機能のありかたは継続検討

④一般就労と福祉就労の連携

・一般就労前の職場実習等、就労後の生活支援等について一層の連携が必要
・双方の機能・役割は本人の状態の変化や加齢等により変化

⑤具体的対応

・復職支援、重度障害者支援等のあり方は継続検討

今後は、継続検討の部分を中心にさらに議論が進められることとなり、A型をはじめとする就労系福祉サービス制度のあり方にまで踏み込んだ検討がなされることが予想されます。

NPO法人 就労継続支援A型事業所全国協議会

https://zen-a.net/

〒170-0004 東京都豊島区北大塚 3-34-7 社会福祉法人豊芯会内 全Aネット事務局
TEL:03-3915-8111 / FAX:077-548-8783

発行・編集:全Aネット事務局

↑ ページの先頭へもどる

2026-10-15T11:03:15+09:002026年 10月 14日 |全Aネット通信|全Aネット通信 臨時号 はコメントを受け付けていません
Go to Top